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ー外構工事と住宅ローンを上手に組み合わせる考え方ー

外構工事と住宅ローンの基本を押さえよう

外構工事と住宅ローンの関係は、家づくり全体の予算を考えるうえでとても重要なポイントになります。建物本体の打ち合わせに夢中になってしまうと、気が付けば外構に回せるお金が減っていて、「駐車場やアプローチはとりあえず砂利のまま」「門まわりは後回し」など、妥協だらけの仕上がりになってしまうことも少なくありません。理想の住まいに近づけるためには、外構工事と住宅ローンを最初からセットで考える意識が大切です。

外構工事の費用は、建物本体の価格に対して1~2割程度になることもあり、決して小さな金額ではありません。最初に「土地代+建物代+外構費用+諸費用」という全体像をイメージしておくことで、自己資金と借入額のバランスが取りやすくなり、無理のない返済計画につながります。

外構費用を住宅ローンに含めるイメージ

外構工事の費用を住宅ローンに含めると、まとまった現金を用意しなくても、建物と外構を一体として整えやすくなります。引っ越しのタイミングで駐車場やアプローチ、門柱、フェンスが完成していれば、生活のしやすさが一気に高まり、「外構はまたいつか…」と先延ばしにして長期間手つかず、という状態を防ぎやすくなります。

さらに、住宅ローンはリフォームローンなどに比べて金利が低く、返済期間も長く設定しやすいのが一般的です。外構工事と住宅ローンをセットで考えることで、外構費用も毎月の返済に均等にならしながら負担していくことができるのは大きなメリットといえます。

外構費用を自己資金でまかなう場合

一方で、外構費用をあえて住宅ローンに含めず、自己資金で支払うという選択肢もあります。借入額をできるだけ増やしたくない方や、「まずは最低限の外構だけ仕上げて、植栽やウッドデッキは少しずつ整えていきたい」といった考え方のご家庭には、この方法が向いています。

自己資金で外構工事を行う場合は、建物とは別に「外構用の貯金」を意識しておくと安心です。住宅ローンの返済額を抑えつつ、「門柱はデザイン性の高いものにしたい」「庭はゆっくりこだわっていきたい」など、メリハリをつけて予算をかけることができます。

住宅ローンに外構工事を含めるときのチェックポイント

ここからは、外構工事と住宅ローンを一緒に組む場合に、事前に確認しておきたいポイントを整理していきます。なんとなく「全部まとめて借りてしまえばいいだろう」と進めてしまうと、後から手続きや書類で慌てることにもなりかねません。

住宅ローンの対象になる外構工事の範囲

住宅ローンに含められる外構工事は、「その住宅の一部として機能しているか」がひとつの目安になります。具体的には、次のような工事が対象になりやすいです。

* 駐車場の土間コンクリートやカーポート
* 門柱・門扉・表札・ポスト・インターホン
* フェンスやブロック塀などの囲い
* 玄関までのアプローチや階段
* 宅配ボックスや照明など、建物と一体で使う設備

一方で、置き型のガーデンファニチャーや、簡単に移動できる物置、装飾性の高い置物などは住宅ローンの対象外になることもあります。金融機関によって考え方が異なるため、「外構工事と住宅ローンの範囲はどこまでか」を、事前に相談しておくと安心です。

見積書・契約書の書き方にも注意する

外構工事を住宅ローンに含める場合、見積書や請負契約書の書き方も大切なポイントになります。金融機関の審査では、建物本体と外構工事の費用が記載された書類を提出することが多く、「外構一式」とだけ書かれているよりも、内容が分かるように項目が分かれていた方がスムーズです。

また、建物と外構を同じ会社に依頼するケース、建物はハウスメーカーで外構は専門業者に依頼するケースなど、体制によっても準備すべき書類が変わります。「どの会社に、いつ、いくら支払うのか」を整理しながら、住宅会社・外構業者・金融機関の担当者と情報を共有しておきましょう。

外構工事と住宅ローンの予算配分を考える

外構工事と住宅ローンの話になると、多くの方が悩むのが「建物と外構、どちらにどれくらい予算をかけるか」という点です。どちらも大切だからこそ、優先順位を整理しておくことが失敗を減らすコツになります。

家づくりの総予算から外構費用を逆算する

まずは、家づくりの総予算をざっくりと決め、そのうち外構にどれくらい充てるかを考えます。

* 土地代
* 建物本体工事費
* 外構工事費
* 登記・火災保険など諸費用

この4つを並べてみると、どこにどれくらいお金をかけているかが見えやすくなります。「建物のグレードを優先するのか」「外観や使い勝手を重視して外構にもある程度かけたいのか」を家族で話し合い、外構工事と住宅ローンの配分イメージを共有しておきましょう。

段階的に外構を仕上げるという選択肢

一度にすべてを完成させるのが難しい場合は、外構を段階的に整える方法もあります。たとえば次のようなイメージです。

* 住宅ローンに含める:駐車場、アプローチ、最低限のフェンスや門柱
* 入居後の貯蓄で行う:ウッドデッキ、タイルテラス、植栽のボリュームアップ

このように、暮らしに直結する部分は住宅ローンに含めて早めに整え、「ゆっくりこだわりたい部分」は数年かけて仕上げていくスタイルも現実的です。その際は、将来の工事を見据えて電源や給水栓の位置を考えておくなど、建物工事の段階でできる準備をしておくと後の工事がスムーズになります。

外構工事と住宅ローンで失敗しないためのポイント

最後に、外構工事と住宅ローンを検討するときに、後悔を減らすためのポイントをまとめます。少し事前準備をしておくだけで、安心感はぐっと高まります。

住宅会社・外構業者・金融機関にきちんと相談する

外構工事と住宅ローンは、複数の立場が関わるテーマです。それぞれに聞くべきポイントを整理すると、話がスムーズになります。

* 住宅会社:建物と外構のバランス、配管や電気配線との兼ね合い
* 外構業者:工事の内容と費用、将来の追加工事のしやすさ
* 金融機関:住宅ローンの対象範囲、必要な書類、融資スケジュール

一社だけに任せきりにせず、気になる点や不安な点はメモにしておき、打ち合わせのたびに一つずつ解消していくイメージで進めると安心です。

返済計画に無理がないかを必ず確認する

外構工事を住宅ローンに含めると、どうしても借入額が大きくなる傾向があります。「せっかくだからこれも付けたい」と欲張りすぎてしまうと、入居後の生活が苦しくなってしまうこともあります。見積もりがそろった段階で、家計の収支や今後のライフイベントを踏まえ、本当に無理のない返済額かを必ず確認しましょう。

ボーナス返済に頼りすぎないことや、金利変動の可能性も踏まえて少し余裕を持ったシミュレーションをしておくことも大切です。外構工事は暮らしを豊かにしてくれる大切な要素ですが、毎日の生活を安定して続けていけるかどうかが何より重要です。デザインと資金計画の両方を意識しながら、自分たちにとってちょうどいいバランスを探してみてください。

2025.12.26